2013-07-01から1ヶ月間の記事一覧

拙いながら

発した言葉は自分に返ってきます。特に批判の言葉は。最も安全な策は“黙っていること”です。しかし、それは卑怯な振る舞いでしょう。古今東西、沈黙によって何かを成し遂げた人がいたでしょうか。自問自答を繰り返しながら、駄文を連ねていこうと思います。…

「他人を変えることはできないが、自分が変わることで世界が変わる」と云いますが、果たして本当でしょうか。「変えられない」という認識は、まず「現実を受け入れること」から始まります。それに対して自分が如何に向き合うかという問いを自らに発すること…

何度でも

ささやかな額ながら、夏のボーナスが出ました。そこで、微々たる金額ですが、いつものように「日本ユニセフ」と「あしなが東日本大地震・津波遺児募金」に寄付をしました。忘れてないって言ったろ。

固ゆで卵

私は“怒り”を否定しません。しかし、その怒りを純化させることが大切です。それを怠っては、怒りは“憎しみ”に堕してしまいます。怒りの純度を高めることで、表層的な感情に左右されることなく、自らの“行動”のエネルギーに転化できると思うのです。

正義の行方

NHKのドラマ『七つの会議』を視ています。毎週、決まった時間にテレビの前に座るのは、ドラマ『のだめカンタービレ』以来のこと。役者とは何か、演じるとは如何なることか。その迫力に圧倒されながら、固唾を飲んで見入っています。組織の中で生きる者の息苦…

家族小説

他人とは、その距離を調節することができます。しかし、そうできないモノがあります。“家族”です。それは、どんなに否定しても、その関係が消え去ることも、なかったことにすることもできません。それが自分に力を与えてくれる誇れるものなら幸せですが、も…

現状認知

先日、通っているボクシングジムでのこと。ある練習生に「田村潔司に似ているね」と言ったところ、「それ、誰ですか。ボクサーですか?」と返されました。時間の流れを実感するとともに、現在、格闘技がマイナーな存在であることを痛感しました。

作家性

アニメ『ルパン三世』で、主人公のルパン三世の声を担当していた故山田康雄は、声優という言葉、職業を否定していました。自分(たち)は役者であると。富野由悠季は、アニメの制作に携わる人たちがアニメ以外の芸術作品に触れることの大切さを説きます。そ…

記憶

袖振り合うも他生の縁。記憶が人を作るなら、ささやかな出会いも、どこかで血肉になっているのでしょう。片田舎で、私も私の日常を頑張っています。

映像で語るということ

良い映画には、「映画を観るより原作の小説を読んだ方が何倍も面白い」という言葉は当て嵌まりません。作家という点では、小説家も映画監督も同じです。その一例。ベタですが。

暑中お見舞い

暑中お見舞い申し上げます。暑くて熱い、良い夏にしましょう。

プロレスほど素敵な商売はないか

分裂劇はプロレスに欠かせない風景。そして、「理想のプロレス」を目指し、異なるものを排除した結果、団体の数は増え、各団体のリングでは、純粋培養された(戦いではなく)約束ごとを遵守したムーヴが繰り広げられることになりました。業界の最大手とされ…

踵を浮かせる

BOX

シャドーボクシングをするとき、踵を、前足の左足は紙一枚分、後足の右足は数センチ浮かせて動きます。それに膝の溜め(膝を曲げて重心を落とします)を加えて、下半身のバネが生まれます。そうすることで、第一に素早いステップを踏むことが可能になります…

予定は未定で決定ではない

投票日の二週間前にして、既に「自民党が圧勝、過半数の議席を確保するのは確実」という記事が新聞の一面をかざっています。「何だ、自分の与り知らないところで情勢は決しているのか。私が投票するまでもなく結果はあらかじめ決まっているのか」という予断…

答案用紙の×印

参議院議員選挙を目前に控え、衆議院と参議院の議席数のねじれ状態の解消が急務であるという趣旨の報道があります。まるで「間違いを正せ」と言っているような。ねじれ状態は、六年前と三年前の選挙の結果です。それを諸悪の根源であるかのように否定するの…