2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

ご挨拶

しばらく、ブログの更新を休むことにします。再開の時期は来年二月頃を考えていますが、どうなるかは自分でもわかりません。では。

自分への叱咤

「逃げずに踏み止まり、見届ける」帚木蓬生の『風花病棟』にある言葉です。男は、ただ黙って“そこ”にいれば良い。

流行りもの

グローバルスタンダードの次はTPPですか。時流に乗り遅れるな、それが世の常識、皆がやっていること。同じセリフの繰り返し。ゲームのルールを作る段階で手を挙げず、それが出来てから参加の是非を問うなど、ナンセンスの極み。苦笑すら浮かびません。今にな…

陰より始めよ

帚木蓬生の本を二冊。『蝿の帝国 軍医たちの黙示録』を新聞で目にした瞬間、「読みたい」ではなく「読まなければいけない」と思いました。太平洋戦争の時代、徴兵された軍医たちを描いた短編集です。『風花病棟』は、「生命の尊厳と日々向き合う“良医たち”の…

拳ひとつ

BOX

左ジャブ/右ストレート=ワン・ツー。繰り出す拳。その射程距離を“拳ひとつ”分だけ伸ばす。わずか数センチの、何と遠いこと。その、指先に触れるか触れないかの一点を、掌に掴むことができるようになってきました。この小さな手応えが、ジムへ赴く原動力にな…

『機動戦士ガンダムF91』

1991年の時点で、既に「頼りになる“大人”がいない社会」を描いていた富野由悠季。その作品の主題歌が謳う命の賛歌。目を閉じて、その歌詞を噛み締めたい曲です。

現状認知

「タフでなければ生きていけない。優しくなれなければ生きている資格がない」byフィリップ・マーロウ「優しさが強さだと云った時、ハードボイルドは死んだ」by船戸与一(でしたよね?)ハードボイルドについて考える者にとって、印象深い言葉です。しかし、…

乱麻

友人を一人、失くしました。自分のことなら我慢します。しかし、親をコケにされてなお平然としていられるほど、私は人間ができていません。彼と、このことについて話したことはありません。おそらく、「そんなつもりはなかった」「そこまで考えていなかった…

そのロジックはおかしい

久し振りに本屋をぶらついたところ、最近亡くなった、ある著名な人物の伝記や関連本のコーナーがありました。特に興味もなく通り過ぎましたが、一冊だけ、ある本のタイトルに引っかかりました。『○○ならこうする』そのロジックはおかしい。「○○“なら”こうす…