2018-10-01から1ヶ月間の記事一覧

知識と教養

Mr.childrenの「everybody goes-秩序のない現代にドロップキック-」の歌詞に「知識と教養と名刺を武器に~」とあるように、教養は知識とセットで語られます。そして、明確に区別されて。あくまでも、わたしの関心の範囲内のことですが、立花隆の『東大生は…

素人の遠吠え

茨城県近代美術館で開館30周年記念特別展として催されている、「ポーラ美術館コレクション モネ、ルノワールからピカソまで」に出かけて来ました。いつも書いているように、絵心の無さには自信があります。基礎的な知識もありません。その素人が絵画の鑑賞を…

歴史の齟齬

わたしは世代論が好きではありません。それは、相手と一人の人間として五分に向き合いたいからです。しかし、あえて世代をキーワードに書いてみます。ひとつ前の記事でも書いたように、船戸与一の『エドワルド・ファブレスの素描』はスペイン内戦を扱ってい…

まだまだ船戸与一

日本冒険作家クラブ編のアンソロジー『幻!』に収録されている、船戸与一の『エドワルド・ファブレスの素描』を読みました。スペイン内戦を取材する船戸与一の、“わたし”という一人称で語られる作品です。作品の中に、スペイン内戦当時の兵士の手記が船戸与…

弟よ

難しいことを難しくやるのは素人で、難しいことを簡単(そう)にやってみせるのが本物だと言います。山本美憂のタックルの話です。タックルを見て見事だ、あるいは美しい動きだと感じたのは宮田和幸のそれ以来です。今回の試合は、内容よりも結果。それはフ…