2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

過酷な冬を

野菜作りの冬物語、絹さやと大根が(おそらく)順調に育っています。しかし、一部は大きくなることなく枯れたり萎れたりしていまい、野菜としての天寿を全うさせることができなかったことに申し訳ない気持ちです。また、素人のわたしが至らなかったにもかか…

親孝行

「自分たちが幸せになることが最高の親孝行」と云います。異論はありませんが、ステレオタイプの物言いを拒否して、言葉を再構築したくなります。「子供は育てたように育つ」なら、「『自分の子育ては間違っていなかった』と親に思わせることが最高の親孝行…

小幡績

異次元と称される大規模な金融緩和によって、一方では市場に資金を溢れさせ、他方では円安に誘導することで輸出を増大させ、株高を演出する。そして、「景気が回復しつつある」と喧伝する。それを追い風に、(経済とは関係のない)実現させたい政策をごり押…

邪推でしょうか

読売新聞のスポーツ欄に掲載されているコラム記事を読みました。区切りのロープを超えて見学者が立ち入れない練習スペースに入り、選手にサインを貰った少年を取り上げています。サインを貰った少年は、喜ぶと同時にルールを守るのは損だと確信したに違いな…

スタート地点

知らないということ。それは恐怖の源です。幽霊の正体見たり枯れ尾花。枯れ尾花を見て、幽霊と間違えて怖れてはいけません。そして、それを愚かなことと見下してもいけません。過ぎたるは及ばざるが如し。過大評価も過小評価も、本質を見極めていないという…

現代の語り部

本日付の読売新聞(朝刊)に船戸与一のインタビュー記事が掲載されています。その透徹した眼差しの厳しさに、読んでいて背筋が伸びるような気持ちになりました。この人は、自分を小説家とは認識していないな。そう思いました。あえて名づけるなら、“語り部”…