2016-12-01から1ヶ月間の記事一覧

勇気の一冊

仲良きことは美しき哉。そして、その美しさは儚いものではなく、強く逞しいものでなくてはいけません。あの日、黙って頷いたこと。あれは間違いではなかったと言ってもらえたような気がします。中国嫁日記 (六)作者: 井上純一出版社/メーカー: KADOKAWA発売…

投資

裏隣りの家の女の子が大学院を卒業して中学校の教師になりました。担当科目は数学。素直に頭を垂れるのみ。忙しい毎日を過ごしているようで、本を読む余裕もないと思いますが、一冊差し入れました。プレゼントではありません、差し入れです。内田樹の『下流…

『狼の領域』

個人が個人として自由に生きることと、国民として国に属することの間に整合性は存在するのでしょうか。読み終えて、C.J.ボックスと大藪春彦の対談を読んでみたかったと書いて、わたしの感想が伝わりますか?狼の領域 (講談社文庫)作者: シー.ジェイ・ボック…

この冬も

微々たる金額ながら冬のボーナスが出ましたので、いつものように「あしなが東日本地震津波遺児基金」と「国境なき医師団日本」に寄付をしました。今回は、金額についての愚痴は止めておきます。とにかく、今日を明日に繋げてほしい。その一念だけです。あの…

『転落の街』

ある犯罪の被害者が、人生を破壊されて同じ犯罪者になる。悪と悲劇の繋がりは、その流れを遡っていけば開始地点、源にたどり着けるものなのでしょうか。敵対者は、互いに「相手が敵意を抱いて攻撃してくるから、排除することで身を守ろうとする」のでしょう…