2009-10-01から1ヶ月間の記事一覧

バカと言う奴がバカ

民主党議員の中に、政策についての批判を受けて「自民党に言われたくない」という台詞を口にする人がいます。“自分は今まで批判してきた自民党議員と同程度である”と自分から認めていることに何故気付かないのでしょうか?

これでは道化だよ

羽田空港ハブ化が取り沙汰された当初、森田健作知事は芝居気たっぷりに怒りを露にし、その翌日には一転して「地方を苛めないでください」と弱者の立場を強調してみせました。千葉県民は今後政治的な問題が起きた時、森田知事の発言を素直に信じることが出来…

『悲劇週間』矢作俊彦

チャンドラリアンの代表として、原籙とともに矢作俊彦がいます。詩人でありフランス文学の名翻訳者である堀口大學の青春回想記の形を取った一大ロマン。二十歳の大學は外交官である父の任地メキシコに呼ばれた。彼の地で起こった革命のただ中を颯爽と生き、…

男らしさ

かつて、寿司屋の跡取り息子を主人公にしたテレビドラマを評した、新聞の番組欄の紹介コラムの中の言葉。“粗野と男らしさは違うものだ”

UWFの記憶

旧UWFはその活動の最後の時期、テレビ中継がありました。テレビ東京の「世界のプロレス」という番組の一部がUWFに割り当てられていました。 “あの”タイガーマスクが素顔の佐山聡として戦う姿を観ることができる。雑誌で見る限り、極限まで曖昧さと無駄を排し…

チャンドラーと村上春樹

『長いお別れ』が『ロング・グッドバイ』に、『さらば愛しき女よ』が『さよなら、愛しい人』になりました。村上春樹の翻訳について、批判的な意見が多く目に付きます。 曰く、構文を理解していない誤訳だらけ。 曰く、スラングについて無知だ。 曰く、これは…

『U.W.F戦史2』

「選ばれてある者の恍惚と不安、二つ我にあり」とは、第二次UWFの旗揚げ時にリング上で挨拶をした前田日明の言葉ですが、これはファンにも当て嵌まりました。自分たちは本物を見極める目と先見性を持ち、従来のプロレスファンとは違うのだという、多分に愚か…

見苦しい独白

自らが父親になることで、許せるようになる? 許すことで、呪縛から開放される? 開放されることで、対等になれる?冗談じゃない。 「優しさが強さだと言った時、ハードボイルドは死んだ」と書いたのは、チャンドラーの作品を“エクスキューズ(言い訳)の小…

亀田大毅敗戦

今夜のボクシング世界タイトルマッチ。私がリングに目撃したのは、挑戦者亀田大毅の背中に見たのは、無残な哀しみでした。亀田家の物語という虚構の中で、三兄弟の次男という役回りを与えられ、計算ずくで接してくる大人たちに“消費材”として扱われる少年。…