2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『日本近代史』

明治維新によって、日本は近代国家の道を歩み始めました。そこには浪漫の香りがあります。そして、明治維新の立役者は元勲と呼ばれ、紙幣の肖像画が象徴するように、偉大な人物とされます。まず、その一般に流布する人物像が実際の姿とは違うことが多々ある…

泣き声

母親の顔を見ると、途端に泣き出す。ほっとするんだなあ。張っていた気が緩むんだなあ。生まれて三か月半の小さな生命だって頑張っているんだ。大人がしゃんとしないでどうする。

素朴が良い

母親の顔を見ると、途端に落ち着いた穏やかな顔つきになる。そうなんだなあ。嗚呼、嬉しいな。嗚呼、幸せだな。その素朴さが良い。物事は、そこからしか始まらないから。

自分でびっくり

胃腸炎で熱を出してダウン。苦しくて眠れず、頭の中を脈絡のない言葉や記憶、イメージが駆け巡るという摩訶不思議な経験をしました。そして、今日。三日ぶりに入浴すると、シャワーを浴びている最中、無意識のうちに口ずさんでいたのが、この「威風堂々」で…

エスピオナージュ

スパイの暗躍、謀略を扱った小説を読むのには集中力が必要です。一行たりとも疎かにはできません。そうして読み終えた、ジョン・ル・カレの『ティンカー、テイラー、ソルジャー、スパイ』。まるで迷宮の旅のようでした。作家の佐藤優は「軍事情報を除けば、…

『ヱヴァQ』雑感2

『ヱヴァQ』に登場する二人の新キャラクター、鈴原トウジの妹とピンクの髪のオペレーターは、観る者にとって嫌味な描かれ方をしています。二人とも、サードインパクトを起こした張本人として碇シンジを憎んでいます。しかし、シンジに対して面と向かって批判…

『ヱヴァQ』雑感

映像作品の見せ方(魅せ方)は、小説でいえば文体です。『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』は、その文体に特化した作品という印象を持ちました。脚本の瑕疵や不備については既に多く論じられていますので、それらについて書くことは差し控えます。この『ヱヴァ…

プロレスって素晴らしい

リンクしていただいているブログ、H.Tさんの「日刊H.T」にて、とても素敵な動画が紹介されています。“琴線に触れる”こういう物語を生み出す土壌、底力がプロレスにはあります。

波紋を消すな

IGFの大晦日興行での藤田和之VS小川直也について談論風発の様子を見て、まず思ったのが「大したものだ」でした。プロレスを含む格闘技において、近年、これほどまでに誰もが口角泡を飛ばして語ることがあったでしょうか?昭和のプロレスを見てきた者には「こ…

新年に想う

「憂きことのなほこの上に積もれかし限りある身の力試さむ」(山中鹿之助)