2012-10-01から1ヶ月間の記事一覧

親孝行

「自分たちが幸せになることが親孝行」と云います。では、何故それが親孝行になるのでしょうか。理屈ではないことを承知しつつ、それでも言葉にしてみます。「子供が幸せになることは、親の名誉である」と。

魂の救済の物語

夢枕獏は、小説に求められるものとして、シンプルに「面白いこと」と断言します。エンターテインメントとして書かれた小説を読み終えて、「嗚呼、面白かった」と本を閉じるのは正当な評価でしょう。その“面白い”という基準を充分に満たして、それだけで終わ…

眼光

BOX

先週からコンタクトレンズをつけて練習しています。視界くっきり、楽しさ三割増し。そして、今日。プロ選手とマスボクシング(実際には当てない、スパーリングの手前の練習)をしました。実際には、私の練習相手をしてもらったというのが正確な表現です。向…

パワーゲーム

理想を実現したいのなら、その立場にいなければならないという理屈はわかります。市井の一市民ではなく、国会議員だからこそ揮える力もあるでしょう。石原慎太郎の都知事辞任。しかし、私は「この人たちは、所詮“権力闘争”というゲームを遊んでいるに過ぎな…

橋本徹VS週間朝日

抗議されたら、反抗議することなく振り上げた拳を下げる。連載中止は、内容は措いても、一片の覚悟もなく書かれた記事であることを露呈しました。表現の自由/第四の権力/社会の木鐸。マスコミという立場が免罪符になると自惚れていたのだと思います。それだ…

ほろ苦い

『マルドゥック・ヴェロシティ』を読んで気付いたことがあります。それは、『マルドゥック・スクランブル』のボイルドは“死にたがっていた”ということです。眠らない男にとって、それは究極の希望だったのでしょう。しかし、虚無に身を任せたボイルドには、…

『マルドゥック・ヴェロシティ』

科学技術によって作られたネズミのウフコックは、自らを“道具存在”と位置付け、“有用性”を追求します。それは、他人に必要とされること、自分以外の他者を幸せにすること。その相棒(バディ)は、重力を操る能力を持つディムズデイル・ボイルド。睡眠を摂る…

言葉にできない

胸がいっぱいで何も書けません。そのような心理状態があることを初めて知りました。

忘れない

記憶が“そのヒト”を作るなら、それが失われるのはただただ無惨です。その時になって「まさか自分が……」というセリフを口にすることがないように、今から努力しよう。

覚えておく

記憶は財産です。思い出は宝ものです。何でもないこと、ささやかなこと、当事者たちが気にもとめないことを、傍観者の私だからこそ覚えておこう。それをいつか話してやろう。幸せをくれた感謝の想いとともに。

祈る

もしも、この電子の海に神が宿っているならば、今この瞬間にも戦っている“彼女”に祝福を。