小幡績

異次元と称される大規模な金融緩和によって、一方では市場に資金を溢れさせ、他方では円安に誘導することで輸出を増大させ、株高を演出する。そして、「景気が回復しつつある」と喧伝する。

それを追い風に、(経済とは関係のない)実現させたい政策をごり押しする。

わたしは、アベノミクスをこのように解釈しています。

出版不況が叫ばれる昨今ですが、上記のような状況は、市民(あえて国民という言葉は使いません)が本を読まず不勉強であることが絶対の条件であり、見事にシンクロしています。

そう考えたとき、「人を育てることが何よりも大切」と説く著者は信頼に値します。