『コルトM1847羽衣』

月村了衛の『コルトM1847羽衣』。美しい女性が最新式の拳銃、コルトM1847ウォーカーを手に活躍する伝奇時代小説です。

その活劇を読んで感じたのは、これまでの作品以上に著者の反骨心が滲んでいることです。

それを伝奇小説のなかに溶かし込んで、活劇を描いて痛快ながら、どこか哀しく、ほろ苦い。

著者の語り口が心地よく、誰かに朗読してもらい、それを聴くのも楽しいだろう思います。

コルトM1847羽衣

コルトM1847羽衣