夢よもう一度

小泉純一郎が「郵政改革」を旗印に人気を博していた頃、支持する理由として多く聞かれたのが「何かやってくれそうだから」でした。

政権交代のときの、民主党有権者に「一度やらせてください」と呼びかけ、有権者は「硬直した自民党よりはマシだろう」と投票しました。

そうして、何一つ良くなったと感じられないところに、今度は「維新の会」が登場しました。

その主張を支持するにしろ、支持しないにしろ、漠然とした“気分”で判断してはいけません。きちんと吟味したうえでの“意見”を持つことが大切です。

政治と、それに係わる私たちの生活にとって重要なのは、夢ではなくリアリズムです。