1988年8月8日、横浜文化体育館で行われた、IWGPヘビー級選手権試合。
チャンピオンの藤波辰巳VS挑戦者のアントニオ猪木。いまなお熱く語られる名勝負です。
結果は60分フルタイムを戦い抜いてのドロー。
ミスター高橋は、著書の『流血の魔術 最強の演技』で、この試合に触れています。猪木は長州力にシングルマッチでのピンフォール負けを許したが、藤波には許さなかったのだと。
ですが、プロレスファンは、この記録としては勝者のいない試合を30年経っても熱く語り合っています。
わたしたちは現在を生きていますが、見識は、いつも後に評価されるのです。