山で仏に会う

昨年の秋以来、久しぶりに山登りに出かけました。冬山雪山には手が出せません。それほど高い山ではなく、二、三の山が連なっていて、ちょっとした縦走気分も味わえます。

そのアップダウンを繰り返しながら、ふと思いました。人生は山あり谷ありと言いますが、その人生の上り下りとは何でしょう。

山登りは、上がって下がって、結果的にスタート地点に戻ります。人間は、一人で裸で生まれてきて、一人で死んで焼かれて灰になります。

上った分しか下りられない。そして、上るのも下るのも大変で辛い。

右往左往ならぬ、上往下往。

わたしたちは実は平坦な道を歩いているのに、自分から苦しんでいるのではないでしょうか。

これを仏教と絡めて考えてみたいと、歩きながら思いました。

これは自分への宿題ですので、今日のところは備忘録程度で。