後出しじゃんけん

かつて、立花隆(と彼のチーム)が田中角栄の金脈問題をスクープ、追求したことを、ずっと後になってから、「あの程度のことは誰でも知っていた」と評した人たちがいたそうです。

このセリフを、みっともない言い訳と思わない人はいないでしょう。

夢枕獏が「やれば出来ると実際にやったはまったく違う」と書いたように、知っていただけでは、そこに価値はありません。

このような後出しじゃんけんの如き言葉を吐く人は誰か。楽しい見世物の始まりです。