東京小旅行②

東京旅行の二日目は三部構成。テーマは“お上りさん”。

第一部は「はとバスツアー」です。大学時代の四年間を東京で過ごしたとはいえ、足を運ぶ場所は限られており、東京は広く、地理に詳しくありません。そこで、東京駅から出発してレインボーブリッジを走り、銀座を通る一時間のコースを選びました。

屋根のない二階建てバスということで、高層ビルや東京タワーを真下から見上げることが出来たり、道路上の看板が頭のすぐ上を過っていったりと迫力満点。

海の上に架けられた橋を通っていると、その海と高層ビル群や新しい建物、施設が同時に視界に収まります。このパノラマに感動しました。

しかし、この海が荒れ狂って人と人間社会に襲い掛かった事実を、わたしたちは知っています。この穏やかな、晴天の秋の日のありがたさ。

また、ガイドさんから東京の地名の由来の話がいくつかありました。東京は江戸の昔から埋め立てられて姿を変えて現在に至り、その名残が地名に残っているとのこと。以前、荒俣宏がそういった話をしていたことを思い出し、そこには伝奇的な物語も含まれていたと記憶しています。

日光東照宮が日光に、寛永寺が上野にあるのにも意味があるんですよね。これはちょっと好奇心をくすぐられました。