スタートの春

友人が結婚します。

知り合ったのは中学生のとき。しかし、同じクラスになることもなく、互いに顔と名前を知っている程度でした。

付き合いが始まったのは高校一年から。同じクラスになったのがきっかけでした。

あれから何年……。

氷室冴子の小説『海がきこえる』で、主人公の杜崎拓は友人の松野豊についてこう思います。

「ぼくの中で、松野豊がいる場所はいつも、ほかの連中とはちょっと違っていた。それは当然のことだし、今でもそうだ。」

わたしの友人でいてくれて、ありがとう。

メールで済ませては悪いからと、わざわざ我が家に足を運んで直接報告してくれたこと、ありがとう。

そして、結婚おめでとう。