2.26事件

録画しておいたNHKアーカイブスNHK特集『戒厳指令…交信ヲ傍受セヨ 〜二・二六事件秘録〜』」を見ました。

この番組が放送されたのは昭和54年2月26日、2.26事件が起きた昭和11年2月26日から43年後のことです。

昭和54年が、“あの”2.26事件がたった43年前に起きた年だという事実に愕然としました。

それよりも短い、現在(平成29年)からたった38年前に、2.26事件と関わりのあった人たちが、その記憶とともに生きていたということに呆然としました。

現在は平成29年で、43年前といえば昭和49年です。西暦で書くなら、43年前は1974年です。遡って00年代があって、90年代があって、80年代があって、その次はもう70年代。遠い記憶と言うには早すぎる時間です。

歴史は地続きであり、その流れの一部に身を置いているのだと実感しました。

また、事件の真っ只中での当事者たちの会話を耳にして、写真や名前だけの歴史上の人物ではない生身の人間の手触りを感じ、2.26事件が歴史上の遠い出来事ではなく、わたしたちの身近で本当に起きたことなのだと思い至りました。

http://www.nhk.or.jp/archives/nhk-archives/past/2003/h030720.html