エマニュエル・トッドの著書を二冊、買いました。『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』に歯が立たなかったのに、懲りないものです。
ここ数か月、立て続けに新刊が発売されている様子に、サミュエル・ハンチントンの『文明の衝突』と、トマ・ピケティの『21世紀の資本』を思い浮かべました。
どちらも、たくさんの人が混迷の度を深める世界を生きるための道標を求めながら、自らの歯で租借することが出来ず、一時的な流行として消費してしまったのです。
そして、次の羅針盤がトッドというわけです。
そう理解していながら買い求めているのですから、わたしの言うことなど当てになりません。