この冬も

この冬も、微々たる金額ですがボーナスが出ましたので、僅かですが、「あしなが東日本地震津波遺児基金」に寄付をしました。

今回は、それに加えて「特定非営利活動法人 国境なき医師団日本」にも寄付をしました。

ずっと「日本ユニセフ」に寄付をしてきましたが、残念ながら全幅の信頼を寄せることができず、ここ数年は控えていました。

それでも何か自分に出来ることをしたいと思い、気にしていたところ、あるブログにて「国境なき医師団」に寄付をしているという話を読み、関心を持ちました。

そのサイトを訪れたところ、「よくある質問」のコーナーがあり、そこでの「何故、振り込み手数料を払込人が負担しなければならないのか」という質問への答えが振るっていました。

「いただいた寄付金を少しでも多く現地へ送金し、苦境にある人びとへの援助活動資金として有効活用するため、手数料のご負担をお願いしております」

誇り高き人たちよ。その心意気に痺れました。

わたしは恵まれています。端的に言えば、お金のことで悔し涙を流したことがありません。屈辱に歯噛みしたことがありません。それは、わたしの能力や努力によるのではありません。ただ、恵まれていたのです。

だから、年二回の寄付は、自分がしてもらったことを次の人に回しているだけです。それも、自分の生活に支障が出ない程度の金額であり、負い目すら感じています。

アニメ『機動戦士Ζガンダム』で、主人公のカミーユ・ビダンは、物語の前半、幼なじみのファ・ユイリーと再会した際、自分がエゥーゴパイロットになってティターンズと戦っていることについて、テレビ版では「仕方がないだろう。オレだって好きでやっているんじゃないんだ」と言葉を吐き出しますが、映画版では「ティターンズのことを知ってしまえば、戦うしかないじゃないか」と宣言します。

そう。自分に出来ることがあることを知ってしまった以上、それを無視することはできません。