納税の義務

かつて、民主党が大勝して政権与党の座についた選挙のとき、こう主張しました。「税金の使い方を見直して無駄な出費を抑えれば、増税の必要はない」と。

その結果が“事業仕分け”という茶番劇だったことは残念でしたが、その論旨には誰もが賛成したはずです。

さて、軽減税率の話題が賑やかですが、誰も、これから払うことになる税金の話はしても、“現在納めている税金”の使われ方には言及しません。

そして、負担が増えることの是非を論じることなく、税率の高い低いだけを話題にするのは、何だかおかしくありませんか?