別の現在の私

七月下旬に風邪をひき、お盆頃の復帰を目指すも叶わず、九月になって再始動。まる一か月、これほど長くジム通いを休んだのは初めてのこと。

初日は、シャドーを中心に、分量も時間も従来の半分程度でへとへと。さらに、翌日には軽いものながら筋肉痛になり、身体が鈍っていることを実感。

バッグ打ちを再開したのは先週半ばから。初回は動きを確認しながらという感じ。二回目以降、ラウンド数を少しずつ増やしながら、意識的に連打をして心拍数を上げる。

そして、昨日。約二か月ぶりのミット打ち。1ラウンドが終わった時点で既に息切れ。2ラウンドが終わった時点で脚ががくがく。普段は4ラウンドをこなしているのですが、次の3ラウンドでお終いと相成りました。

ずっとステップを踏んで止まることなく動き続けることはできましたが、それはボクシングでは当たり前のこと。

以前はできたことができなくなっていたこと、やはりスタミナが失われていたことを痛感しました。

夢枕獏は、自著の『餓狼伝』で、登場人物に大略「格闘家の最大の敵は“老い”だ。身につけたものが奪われていく」と言わせています。それを体感しました。

まあ、良いでしょう。ここから盛り返します。