エクスキューズ

不甲斐ない試合が続く亀田興毅。ついに、試合後に土下座までするようになりました。

彼は、何を詫びているのでしょうか。

口が裂けても、自分が作られた世界王者であり、それに相応しい実力が伴っていないことの葛藤を吐露することはできません。

その立場で、単純な「KOで勝つことができなくて申し訳ない」という謝罪はあり得ません。KOで勝つことができないのは自明の理なのですから。

苦しいでしょう。道標がない荒野を、導いてくれる先達もなく一人で歩くのは。しかし、それは彼が選んだ道。その結果について言い訳をすることは許されません。

あの土下座は、言葉にして弱音を吐くことを禁じられた者の言い訳です。自分で自分に用意した逃げ道です。

試合内容以上に、その心根が無様なり。