過半数

かつて自由民主党が政権与党にあった頃。総理大臣が誰かに関係なく、その時々の最大派閥が支配力を持っていました。それは数の力。

多数決の話です。キーワードは過半数

国会という大きな枠組みの中で、過半数を超える議席を有する集団が与党として権勢を振るいます。そして、その与党という枠組みの中で、過半数を超える人数を有する最大派閥が支配力を持ちます。

100なら51、さらに51の中の26。100を支配するためには、100すべてではなく、26を抑えれば事足りるのです。

その足し算引き算と権謀術数は二つで一つ。権力闘争の幕開けです。

“第三極”に動きがあるようですが、主義主張もビジョンも違う人たちの集まりでは、その中で主導権争いが活発になるのは明らか。それは政治の停滞と同義語です。