ネガティブから始めよう

山田風太郎はシニカルなユーモア感覚の持ち主です。相変わらず記憶をもとに書いていますので正確ではありませんが、大略以下のように書いていたことを覚えています。

「世の60歳以上の老人が(全員)突然いなくなっても誰も困らず、社会は何事もなく動いていく。」

格闘技がなくても、社会は何事もなく営まれていきます。格闘技が好きだという人も、無ければ無いで、別の趣味を見つけるだけです。

戦うことで収入を得る、食べられる、家族を養える。その意味をもう一度考えるべきです。

選手も、運営に携わる人も。そして、ファンも。

前向きになる前に、事実を事実として認識することが重要です。そこ以外にスタート地点はありません。

ネガティブでも、そこから始めましょう。

では、問います。その価値はあるのか?