積極療法

数週間前から、右脚の脹脛の内側部分に痛みを感じていました。真上から見ると、親指の付け根の部分と重なるので、きちんと動けているからこその痛みであり、その部分が鍛えられているのだと解釈していました。ところが……。

数日前、職場で、右脚を庇いながら数歩だけ走り、10センチ足らずの段差があるところで着地をした瞬間。“ピリッ”という痛みが疾り、動けなくなってしまいました。

整骨院で診察を受けたところ、軽度の“肉離れ”とのこと。ヤレヤレだぜ。

素人考えで運動は厳禁かと思いきや、先生から「寧ろ、ジムには行った方が良い」という言葉が。人呼んで“積極療法”。もちろん、症状が軽いからこそのアドバイスですが、驚きました。シャドーボクシングやミット打ちといったフットワークを伴うものや縄跳びは厳禁ですが、足の位置を固定してのバッグ打ちなどは勧められました。そのとき注意するのは、つま先が外側を向いて膝が内側を向く動きにならないこと。

足に負担が掛からない腹筋運動などを中心にメニューを組んで、ジム通いは続けたいと考えていたので、ほっとしました。

敵を知り己を知れば、百戦して危うからず。怪我の正体がわかったのですから、それに対処するだけです。やるべきことがはっきりして、却ってすっきりしました。

限られた練習メニューの中で、それを実りあるものにできるかは、私の意識と努力次第。わかりやすい。