アニメ『伝説巨神イデオン』の、宇宙的カタストロフィによる終幕はあまりにも有名です。
富野由悠季の小説『伝説巨神イデオン』は、「そのこと(上記の宇宙的カタストロフィ)が過去、現在、未来のいつの日の時のことであるか、人の知るところではない。」と結びます。
この、人智を超えた宇宙規模でのリセットによって幕を閉じる物語が、「口伝である。」というひと言から始まる(小説版)ことをご存知でしょうか?
このコントラストを想うとき、目眩を覚えます。と同時に、語り継ぐことの、宇宙から見れば小さ過ぎるほど小さいからこそ、その大切さを実感します。