ガンダム雑感②
漫画『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』がアニメ化されます。作れば売れるのは、誰の目にも明らか。なら、それを作るのは企業として健全な態度です。
しかし、“ガンダム”の名を冠した作品が絶えず作られ続けている状況とともに、それはクリエイティビティの貧困と表裏一体です。
『エヴァンゲリオン』の新劇場版も、“リビルト(再構築)”を謳った作品です。
好事魔多し。災いの種は、好調なときに蒔かれます。
“クールジャパン”などと鼻息を荒くしていては、足元をすくわれます。
世界に誇れるコンテンツであることは間違いないのですから、それが一過性のもので終わることのないよう、五年後十年後を見据えて展開してほしいものです。