2011-09-07 大人の階段 想う 私たちは、何かを得ることをベースに物事を捉えています。物であれ、精神的なことであれ。森瑤子は、「何故、別れ話を書くのか」と訊かれ、大略「恋に落ちている時、世界は二人の中だけで完結しており、そこにドラマは無い。別れる時こそ、想いや葛藤が現れて物語が生れる」と書いています。私たちは、“正しく失う”ということを学ぶべきではないでしょうか。