目眩 - rascal2009のブログ

「あのエジプトが」という驚きも冷めやらぬのに、続いて“あの”リビアの、内戦状態といっても過言ではないような混乱。

以前、五條瑛について書きました。

誰もが磐石で揺るぎないと考えていた権力が、実は脆弱だったのなら、脆く崩れるものだったのなら、そこで恐怖に怯えた人生を送った人々は、無念の死を迎えた人々は、深い諦念と悲しみを覚えるほどに、滑稽です。

人の世の悲劇と喜劇は一枚のコインの表裏。そのコインの大きさに、目眩を覚えて立ちすくむ自分がいます。