埒外の者

クラスメイトが自ら命を絶つに至ったいじめに加担した者。累が及ぶことを恐れて知らぬ振りを決め込んだ者。

きみ達は、将来知ることになるでしょう。自分たちは、世の多くの人のように、同窓会で旧交を温めたり、思い出話に花を咲かせたり、近況を知らせあったりできないのだと。許されないのだと。

きみ達は、将来結婚して子供を授かり、その子が今のきみ達の年齢になった時、今回の事件をその顔に重ねることになるでしょう。

きみ達は、それほど重い十字架を背負うのです。

そのきみ達を支えてくれるのは家族です。今回、その家族を失った人たちがいることを胸に、どうか、きみ達の家族を大切にしてください。