2010-03-07 卒業式 想う 卒業式といって私が思い出すのは、小学校のものです。無事に式を終え、教室で挨拶をし、さあ帰ろうと校庭に出て校舎を振り返った時、その感想は突然やってきました。私と、私を含む同学年の児童全員は、この学校にとって何ら特別な存在ではないのだと。これまで何十年、これから何十年、順に毎年送り出す大勢の児童の、たまたまその年に当たったグループに過ぎないのだと。その感傷を抱えて、私は帰路につきました。