プロ論

誰が言った言葉だったでしょうか。「小説家になりたくて小説を書いても、小説家にはなれない。これを書かずにはいられないという内面からの強い思いの現れとして小説を書く人が、小説家になる」

生まれて初めて、ライブハウスなるものに足を運びました。お目当てはircleです。

実感として、比喩ではなく魂が震えました。ircleの歌声が、その歌詞が、その演奏が、すべてが一体となった迫力が、私に襲い掛かってきました。聴いていて涙が出そうになりました。

自分たちの言葉で世界を捉え、切り取り、表現してみせる。それはポーズに拘泥していてできることではありません。彼らはまぎれもない“プロ”です。

書きたいこと、叫びたいことがたくさんあるのに、それをここで言葉に出来ないもどかしさ。自分の語彙の少なさ、表現力の拙さに忸怩たる思いです。

あらためて。

年上ぶって応援しようなんて気はさらさらありません。むしろ、彼らの曲に私が応援されています。

私は彼らのファンです。

頑張れ、ircle。