2010-01-11 見苦しい独白2 想う 彼女の背中が遠ざかっていく。 それは、僕が立ち止まっているということなのか? いや、例え僅かでも、前に進んでいると信じる。「人生は死ぬことじゃない。生きることだ。これからのものは、何よりも生きなくてはならない。自分自身を生かさなくってはいけない。たったひとりしかない自分を、たった一度しかない一生を、ほんとうに生かさなかったら、人間、生まれてきたかいがないじゃないか」(中略)「おまえってものは、世界じゅうにひとりしかないんだからな」『路傍の石』山本有三