政治家、特に与党に身を置いている皆さん。自分でも信じていないことをもっともな顔で喋るのは辛いでしょう。馬鹿を演じるのは屈辱でしょう。でも、理念も覚悟もなく、そのときの都合によって言葉を切り売りする皆さんには似合いの態度です。面目躍如ですね。
小池真理子の『沈黙のひと』で最も印象に残っているのは、娘が、言葉を発することが不自由になった父親のためにひらがなを並べたボードを用意し、その中の文字を指差してもらうことで会話を成立させる場面です。それまでは、父親は、娘の言うことに明確な返…
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