記憶
『全電源喪失の記憶 証言・福島第1原発 日本の命運を賭けた5日間』を読みました。
なぜ、本書のタイトルは“記録”ではなく“記憶”なのでしょう。
記録は機械的な作業で残せます。しかし、記憶は不断の努力なくしては残せません。
去る者は日々に疎しなら、時の流れの向こうに去る出来事もまた同様なのでしょうか。
否と言いましょう。断じて否と。
わたしたちはまだ戦いの最中にあります。それは戦後処理の段階ですらありません。
全電源喪失の記憶: 証言・福島第1原発 日本の命運を賭けた5日間 (新潮文庫)
- 作者: 高橋秀樹,共同通信社原発事故取材班
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2018/02/28
- メディア: 文庫
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