羽生結弦のフリーの演技を、土曜日ながら仕事で出勤していて、職場でテレビ観戦しました。

その美しい滑り、見事なジャンプに目を奪われながらも、彼のフィギュアスケートへの想いが強く表れていたのは二度の着氷ミスを凌いだ場面だったと思います。

どんな一流選手にも起こり得るのが着氷ミスです。ですから、最初から最後までミスなく完璧な演技をしなければ勝てないというものでも、ミスをした瞬間に負けが決まってしまうわけでもありません。

そこで踏ん張り、それ以降の演技にミスしたことを精神的に引きずらないことが大切です。

今回の演技のテーマは陰陽師です。あの瞬間、きっと鬼が降りてきて彼を支えたのでしょう。

それを、東日本大震災で犠牲になった人たち(の想い)とは言いますまい。

でも、きっと……。