すったもんだの季節

民進党の代表に蓮舫氏が選ばれました。さあ、すったもんだの始まりです。

彼女が選ばれたのは何故か? そのキャリアや政治家としての実績が評価されているからではありません。まさか、事業仕分けのパフォーマンスを挙げるひとはいないでしょう。

有権者の耳目を集める言葉遣い、態度物腰が選挙の顔として他の候補よりマシと判断されただけです。

さて、そう考えたとき、では政治家としての実績とは如何なるものを指すのかと疑問を持ちました。地元への利益誘導は端から除外です。

与党でも、誇れる実績を持つ政治家はいません。政争の結果としてのポストなど実績ではありません。

この国の戦後の歩みを評して、その実態は理想的な社会主義の国だという言説があります。

あの選挙のバカ騒ぎが民主主義の国という顔をするためのアリバイに過ぎないなら、政治家の実績などあるはずがありません。

ここからはわたしの予想です。

自分たちの力量不足は棚に上げて、ことある毎に男たちは蓮舫氏を責め、批判するでしょう。

相手は女です。彼女を見下す態度を取っても世の男たちは受け入れてくれるとたかを括って騒ぐでしょう。

それも、面と向かってではなく、メディアを通してであったり、SNSを使うなど、間接的な形で。

そうしたすったもんだを横目に、自由民主党は伸び伸びと好き勝手に振る舞うことでしょう。信を問う選挙など怖くありません。現状維持か、いまよりも悪くなるかの二者択一を迫れば勝てるのですから。

昭和の時代とは違う、政治の季節の始まりです。