こつこつ読んで

ドン・ウィンズロウの『ザ・カルテル』は分厚い上下巻。読み終えるのにほぼ一か月かかりました。

毎日少しずつ読み進めながら、小説と現実の二つの世界を行ったり来たりしているうちに、これは明確に、一日の用を終えてベッドに横になって本を手に取ったときに「戻ってきた」と感じました。

『ザ・カルテル』は、現実と拮抗する、あるいは現実を凌ぐ小説です。