受け入れない
プロレスの話です。
(初代)タイガーマスクが突如引退したあと、新日本プロレスは新たなマスクマン(覆面レスラー)を登場させました。ザ・コブラです。しかし、すべてにおいて偉大なタイガーマスクと比較されることになったコブラは、当然ながら太刀打ちできず、ファンの支持を得ることもなくリングから消えました。
ある夜、ビートたけしと彼の仲間たちが新日本プロレスのリングに上がりました。ファンは、自分たちの世界に土足で上がり込んできた異物に罵声を浴びせました。あのビートたけしに。
他人が自分たちの与り知らないところで用意したものを安易に受け入れない。そういう態度が、かつては見られました。
ハロウィン騒ぎが今年だけの徒花で終わるのか、否か。