絵本の森
「いわむらかずお絵本の丘美術館」に行きました。
映画は映画館で、音楽は生でと云うように、絵本も原画で見ると一味も二味も違います。迫力が段違いです。
外は冷たい山の風が吹いているものの、建物の中は柔らかい日差しが差し込んで、ぽかぽか。
音もなく静かなのに、絵の中のキャラクターたちの元気で賑やかなこと。楽しいひとときを過ごしました。
一回りして、館内のティールームで食事をしていると、なんと、いわむらかずお氏本人の姿が。びっくり。
さらに、わたしたちが座っているテーブルのすぐ横の、敷地内の鳥の巣箱を観察する望遠鏡を覗きに来たではありませんか。興奮度は急上昇。
そこで、ご挨拶。少しだけお話しもしました。ありがとうございます。
知らずに行ったのですが、「お話し会」があるとのこと。もちろん、午後の予定を変更して参加です。
森のリスの様子を録画した動画を見たり、絵本の朗読を聞いたり。
「14ひきのシリーズ」は、仕掛けとして、カバーの絵と、それを外した本自体の表紙の絵は似ているけれど違うという話は面白かったです。そこにもストーリーがあったり。
そして、そのカバーの絵について、10匹の兄弟の六番目の男の子「ろっくん」は、いつも他のみんなと違うことをしていたり、違う方を向いているけれど、集団のなかにそういう人がいることはとても大切という話に深く頷きました。
最後にはサイン会。しっかり二冊、いただきました。
穏やかななかにも厳しさを感じさせる、とても素敵な方でした。
- 作者: いわむらかずお
- 出版社/メーカー: 童心社
- 発売日: 1984/07/20
- メディア: 単行本
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