高校生とわたし

およそ二週間前、ボクシングジムで、高校生にストレッチを教わりました。それよりも数週間前、念入りに身体をほぐしている様子を見ていて興味を持ち、わたしから教えてほしいと頼みました。

わたしが知らない動きもあり、いままで意識したことのない部位も動かすことができ、これは良いと普段の練習にも取り入れています。

それがきっかけで、顔を合わせれば互いに相手を認識して(機械的でなく)挨拶をするようにもなり、それもまた嬉しいことです。

そして、昨日。わたしのミット打ちを見ていたらしく、わたしの帰り際、「良いワン・ツーでしたね」と声をかけてくれました。

そのひと言の嬉しかったこと。

おそらく、わたしが教わったストレッチのメニューをこなしている姿も見ていたのだと思います。

年齢も離れていますし、お互いに友達でもなく、ジムで顔を合わせるだけの相手です。でも、互いに相手を尊重する気持ちと適度な距離感が嬉しい。

こんな経験ができるのも、長くボクシングを続けているからこそ。

やってて良かった。