パプティマス・シロッコ

機動戦士Ζガンダム』で、パプティマス・シロッコは理想と理念を語り、カリスマの如き存在感を持ちます。しかし、その正体を喝破した人物が二人います。

一人はカミーユ・ビダン。最後の一騎打ちでシロッコを断罪します。「戦争を遊びにしている」と。

一人はバスク・オム。自分に従わないシロッコを不愉快に思うバスクは、吐き捨てるように言います。「貴公の許せんことは、自分以上に能力の高い者がいないと思っていることだ。バカにするな」

シロッコの、上官に頬を張られた後の「決められた役割を演ずるというのは、難しいものだな」という呟きに見事に呼応しています。