生存競争

世界に一つだけの花』について、「競争を避ける言い訳」「努力を否定する」という趣旨の批判があります。

確かに、やることなすことが上手く行かずに落ち込んでいるときに聴くと、耳に心地好く響きます。

しかし、それはまやかしです。

花が美しいのは、香りがかぐわしいのは何故か。小学校の理科で習います。そう、激しい生存競争の結果です。

花屋の店先に並ぶ多くの花は、自分たちの与り知らないこととはいえ、人間の選別という競争を経て、そこにあります。

“甘言”という言葉を思い浮かべました。