『銃・病原菌・鉄』上巻

現在、文庫化に欣喜雀躍した『銃・病原菌・鉄』の上巻を読んでいるところです。まだ30ページほど残していますが、第二部までが終わったところ、そこからは下巻に続く第三部ということでキリが良いので、感想にもならない感想を。

人類の歩みを語る、この本。その時間の単位は○億年や○千万年、変化や展開の速さが強調される事象を語るときですら、○千年です。

西暦がカウントされるようになって2012年です。それを何回繰り返したらと考えると、実感をともなった想像などできません。ただ呆然とするだけ。何という刻の流れ。

その当時の人々の選択、生活様式が現代の私たちにも密接に繋がっていることに驚きを禁じえません。

上巻は、主に植物の栽培化と動物の家畜化、それが人類史に与えた影響を扱っています。それを承けての下巻が楽しみです。