幸せな時間

空海密教美術」展に続いて、六本木は国立新美術館で開催されている「ワシントンナショナルギャラリー」展にも行きました。

絵画に関する知識はもちろんのこと、絵心の無さには自信があります。同行者たちがたくさんの絵に感動して喜んでいる傍で、私のお目当てはモネが妻と息子を描いた「日傘をさす女」でした。

有名な作品ですので知ってはいましたが、矢作俊彦の『悲劇週間』の表紙に使われたことで、作品の印象とともに私の中に強く刻印されていました。といっても、私が読んだのは文庫版で、そちらは異なるデザインに変更されていたので、厳密には違いますが……。

幸せでした。ただ、幸せでした。

http://www.ntv.co.jp/washington/index.html