あの地震から、一か月が経ちます。
日々の生活の中で、何かを想わない瞬間はありません。
しかし……。
私は、人生論であれ文明論であれ社会論であれ現代史論であれ、その他何であれ、それらを今回の地震と、その後に起きた様々なことと絡めて語ろうとは思いません。
この哀しみを枕に、何を語れというのか。
被災地の方たちに「頑張れ」とは言えません。彼ら彼女らは充分に頑張っています。
被災地の方たちに「耐えてくれ」とは言えません。彼ら彼女らは充分に耐え忍んでいます。
皆さんは立派です。その想いを胸に、ただ見つめています。