2011-04-01 地べた 想う 天皇陛下と皇后陛下が被災者を見舞われたとのこと。過去にあった、いくつもの震災の時と同じように、両ひざをついて相手と同じ目線になって語りかけられる御姿に感銘を受けました。以前、船戸与一の“満州国演義”シリーズと『新・雨月』について、“地べたから歴史を見るようだ”という趣旨の記事を書きました。被災地で悲しみに震え、苦しみに耐える方々を、上から俯瞰するのではなく、“地べたから”“同じ目の高さから”見つめ続けようと、新年度の初日、四月一日に自らに誓いました。