酷暑の夏に

残暑お見舞い申し上げます。

さすがに朝や夜は風に涼しさを感じるようになってきましたが、昼間はまだまだ暑い日が続いています。

そこで……。

涼しげなものをと思案したところ、当ブログで何度か触れた映画『コンタクト』の映像をご紹介することを思いつきました。

カール・セーガンの原作小説は、人間と対を成す“人間とは異なる存在”が認知された時、人間の総体=人類が、固定観念や硬直した価値観といった“過去”(異なる存在が認知できた以上、すべては過去のものとなります)といかに対峙するかを描き、主人公はいるものの、群像劇の趣きがあります。

映画版はエリーというヒロインに焦点を絞り、長大な原作小説を上手く換骨奪胎しており、どちらも見応え、読み応えがあります。