コナリー推進キャンペーン5

あなたが本を習慣的に読む生活を送っているのなら、年に何冊の本を読むでしょうか。一週間に1冊として一年間で50冊。2冊なら100冊。それ以上でしょうか。

マイクル・コナリーの作品は、現時点で合計17作品(31冊)です。多いようですが、一年二年のスパンで見れば、大した数字ではありません。しかも、すべての作品が面白さ保証付きです。好きな作家の作品を読む場合を除けば、読んで面白いか、自分の好みに合うかは、多かれ少なかれ出たとこ勝負です。そのリスクを回避できます。

今回名前を挙げた作品は初期のもので、それ以降にもたくさんの傑作が揃っています。2nd.シーズン、3rd.シーズンと分けることも可能です。ここでそれらの名前を挙げないのは、もしもコナリー作品に興味を持ってくださった方がいたなら、その方の知る楽しみを邪魔したくないからです。その際には、くどいようですが“刊行順”に、手にお取りください。

私は、基本的に他人に本を薦めることはしません。人と人が出会うように、人と本もまた出会うものと思っているからです。(私の書いたものを読んで何かに興味を持ってもらえたら、それは素敵なことですし、嬉しくなりますが。)では何故、今回、その禁を破ったのか。それは「固ゆで卵で行こう!」のしゃおさんとの繋がりからです。

そもそも私がマイクル・コナリーを知ったのが、しゃおさんが管理人をされているある掲示板のトピックで名前が挙がっていたからでした。

出版不況で売り上げが減少していることに加え、皮肉なことに、コナリー作品はアメリカで人気と評価が高い作家であるが故に版権が高額で、今後の刊行が厳しい状況にあるそうです。

微力といえないほど微力ではあっても、座して黙することは愛読者としてできません。

しゃおさん、これからもコナリー作品に限らず、良い本は良いと叫び続けましょう。