舞台は整った

五味隆典UFCで惨敗し、ストライクフォースに参戦する青木真也への期待が日増しに高まっています。

これまで、ことあるごとに日本の格闘技のレベルの高さ、自身が参戦しているDREAMの素晴らしさを喧伝し、アメリカには負けないと息巻いてきた青木真也。私はそれらがすべて、彼の自己演出のための方便に過ぎないと考えています。私はそれを批判する気はありません。良し悪しで言えば、それは良いことです。対立概念はわかりやすく有効な手段ですから。

その青木に、日本人の強さを見せ付けてくれという期待はしていません。強いのは日本人ではなく、青木真也個人ですから。

意地悪な見方ですが、五味が負けたことで、青木の価値が上がりました。大晦日の失態を挽回する最高の舞台が整いました。

皮肉ではなく、頑張れ、青木。